『ペンギン鉄道なくしもの係』
著者:名取佐和子
出版:幻冬舎/文庫本
発行:2014年6月10日
少々ご縁があって手に取りました。
あまり内容も知らずに読み始めたのですが、
思いの外好みの雰囲気で一気に読み終えてしまいました。
4章に分かれていて1章ずつ物語としては完結していながらなんとなく関連性もあり……
母も読んでる(と思う)んですが、
ちょっと若者向けの設定などもあり若干読み難そうにしてました。
元々ゲーム会社でRPGのストーリーを書いていたという経歴の持ち主なので、
その辺りがちらっと顔を出してるのかな? という印象。
ペンギン可愛いですね。ペンギン。
もっとファンタジー色が強いのかと思っていたのですが、
思いの外きちんと広げた風呂敷が畳まれていてそれはそれですっきりとした読了感。
全体としてはページ数が多いのですが、
章が分かれているのでぱらぱらと捲って読み返すのに程良い感じです。
啓文堂書店の文庫大賞候補作になっているのですが、
他の大賞は発表されているのに何故だか文庫大賞が発表されていない様子……
(2014年10月の売り上げ数で決定)
折角なので選ばれたら良いなぁ〜と時々サイトをチェックしているのですが、
どうなったのかしらん?
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