玻璃の鳥籠 忍者ブログ

『太陽の石 月の石』

『太陽の石 月の石』

著者:樹川さとみ
出版:集英社/コバルト文庫
発行:1995年6月



わりと最近になって中古で買った1冊です。
というのも、この樹川さとみ先生の作品がとても好きでずっと集めていたのですが、
私が買い始めた時にはもう新品では流通しておらず古本屋に行く度に棚をチェックしても、
この1冊だけどうしても巡り会えず。
ついに思い余って普段は使わない某web書店で注文しました。
これでコンプリート! のはず。
途中で打ち切られてしまったらしい新書のシリーズが揃っているか、
ちょっと自信がないので今度調べておこうと思います…。

ネットで注文すると状態が分からないという事もあり、
予備というか保険というか……という感じで2冊購入してみたのですが、
1冊は「良品」、1冊は「帯付き良品」という表示。
正直、古い本だという事もありあまり期待していなかったのですが、
2冊とも帯付き初版が届きました。
なるほどあんまり売れてない本だとこういう事になるのか、と。
嬉しいんだかなんだか。
さすがに20年分の焼けはありますが思いの外状態も良かったです。

内容については今更言うまでもなく。
樹川作品ならなんでも来いなので私が今更どうこう言うような事ではなく。
ただ他人様に薦めるのであれば、
まずはやはり人気シリーズとなった『楽園の魔女たち』からお薦めします。
掛け値なしに面白いと私は思っていますが、
ちょっと文体に癖があるので人によって合う合わないはあるだろうとは思うので、
なかなか他人様にお薦めする機会も少ないのですが。

ところで、先生もう新作書かないのかなぁ。
寂しい。。。(´・ω・`)

『岸辺のヤービ 』

『岸辺のヤービ』

著者:梨木香歩
挿絵:小沢さかえ
出版:福音館/単行本/福音館創作童話シリーズ
発行:2015年9月9日



梨木さん久しぶりの児童書です。
外箱付き。
カラーページ付き。
児童書として美しい装丁がお値段に反映されていて嬉しいやら何やらです。

対象年齢が低いので心臓を捕まれるようなぐっとくる描写はないものの、
安心して読める内容が嬉しかったりもします。
ただやはり主題は梨木さんらしいもの。
私は梨木さんが持っている「テーマ」についての事前知識があるのですが、
先入観なしに読んだら印象が違うのでしょうか……

意図されたものなのか分かりませんが、
語り部であるウタドリさんずっと男性だと思っていたら、
最後の最後女性だという描写が出て来てちょっと虚を突かれました。
それこそ先入観なのだと思いますが。

昔話にありがちな「それはまた別の話」的なフリがいくつかあるのですが、
実際に続きがありそうな文章もあり。
シリーズになる……のかな?
調べれば分かるのだと思いますが近年そういう付き合い方は止めているので。
のんびり新刊情報を待ちたいと思います。

『禁断の魔術』

『禁断の魔術』

著者:東野圭吾
出版:文藝春秋/文庫本
発行:2015年6月15日



「ガリレオ」シリーズの最新作の文庫本。
同名の単行本が出ているようですがそちらは短編集で、
その単行本に収録されている内の1編を加筆改稿して長編としてまとめのが、
この文庫本という事のようです。
普段は同じ作家さんの小説しか読まないので久しぶりに違う小説が読みたくなって、
本屋で平積みになっていたのでなんとなく手に取りました。
ガリレオはドラマから入って原作も数冊読んでいて、
なんて言えばいいのか、ドラマも小説もどちらも好きなんですが、
どちらもちょっと「惜しい」印象。

私にとって東野圭吾はどうしても地味な印象で、
今作の読了感もあまりすっきりしたものではありませんでした。
面白くない訳ではないのですが、
あまり盛り上がる場面もなく淡々とエピソードを積み重ねて、
終わっていく感じがちょっと物足りない。
時にそれが良い場合もあるのですが今回は特にあまり感情移入できる場面がなく、
終わり方もあっさりと終わってしまった印象でした。

ドラマ化されてから「ガリレオ」こと湯川先生のイメージが、
原作であるはずの小説版でもドラマの湯川先生に沿ったものになっているため、
初期の作品から読んでいると整合性がとれずイマイチすっきりしません。
初期の湯川先生は佐野史郎氏がイメージだったそうですが、
現在の湯川先生は完全に福山雅治氏です。
なかなか脳内でこのギャップが埋まりまらないのです。。。(´Д`)

あまり褒めていない感想文になってしまいましたが、
ずっと追い掛けるほど私の好みにはまっている訳ではないのですが、
それでもたまに読みたくなる不思議な作家さんです。
ガリレオシリーズも全部は読んでいないので文庫本は揃えたいなーとちょっと思ってます。

久々のお気に入り

前回の続き! です。

友人とトトロなシュークリームを堪能した後、
ちょっと私の用事に付き合って貰ってから今度は私のお気に入りのお店で飲み会♪
事前の計画段階では、本当はシュークリームの後はラーメンを食べに行く予定だったのですが、
(なので、計画段階では企画名は「トトロラーメン」だった:笑)
諸々の予定などが具体化した段階で「飲みません?」とお誘いして、
付き合って頂ける事になりましたm(_ _)m。

お店の定休日と私の都合が合わなくなってしまい、
なかなか行けなくなっていたので久しぶりに行けて嬉しかったです(*´ー`*)。

そんな某店にて。

小さなお店なので一応事前に予約をして行きました。
ここまで来て空振りは辛いので(´・ω・`)。

「普段入らない雰囲気の店で何を頼んでいいのか分からない」と言う友人に、
「大丈夫! 何食べても何だか分からないけど美味しいから!」と謎の太鼓判を捺す私。

まずは梅酒のロックを頼んで乾杯(写真なし)。



お通しの「お豆腐」。

「このお豆腐が、何だか分からないけど、もっちりしてて美味しいんですよ!」
「……そうなの? ……あ、ほんとだ、なんかもっちりしてるw」

粘りがあるというか、もっちりしてて、美味しいんですよ!(行く度に言ってる)
自家製らしいのですが何を入れるとこうなるのかよく分かりません。
この店を称して「何だか分からないけど美味しい」と私が連呼するのは、
このお豆腐が主な由来です(笑)。



やっぱり、とりあえず野菜よね? って事で「シーザーサラダ」。
温玉が別添えで出てくるのですが、
まぁ、真ん中に入れて写真撮ったら後は崩して混ぜますよね、っていう。
ドレッシングがどうやら黒ごまドレッシングらしく、
シーザーサラダにしては何か黒っぽいものがかかっていて見た目がちょっと斬新w

梅酒とシーザーサラダだけ先に頼んで、
次を頼むまでちょっと間が空いてしまったのでその間に梅酒を飲み終わり。

「何か飲むー?」
「ここの梅干しサワー美味しい?(梅好き@友人)」
「私ここ来ると梅酒と日本酒しか飲まないからなぁ」
「なんだとぉ? とりあえず頼んでみようかな」
「じゃあ私は……日本酒って説明読んでもよく分かんないんだよねぇ」

と言いながら、私が頼んだ日本酒。



「花巴」という薄濁りタイプの日本酒です。
あんまり辛口じゃないのが良いなー、と説明書きを一生懸命読んで、
甘口寄りの物を選んだのでフルーティーで飲みやすかったです♪



野菜の次は蛋白質だろう、と「鶏胸肉のつくね」。
胸肉なのに何故かジューシーで全くぱさぱさしてない素敵に美味しいつくねです(*´艸`*)。
ただ「切り分けてお食べ♪」とばかりにナイフ的な物が添えてあるんですが、
2人で1個ずつ食べる計算なので、まぁ、取り皿に1個ずつ取りますよね。
で、別添えで卵の黄身が付いてるんですが、
取り分ける前にタレと一緒にからめようと黄味をかけたものの、
つくね取り分けてしまうとタレと黄味だけしか残らず、
でも、食べる時は取り皿の上で切り分けてからちょっとタレは付けたい……みたいになり、
店員さんに「お下げしま……すか? 置いといた方が良いですか?」と度々訊かれ、
ちょっと微妙な空気が流れてましたw



続いて「だし巻き卵(シラス)」。

「これは切り分けて食べるべきですよね」
「4等分くらい?」
「でかくない?www」
「いや、半分こするならそんな感じかなってw」
「じゃあ、えーと、とりあえず半分に切って……こう?」
「そっち向きで切るんですかwww」

日本酒を飲み始めてすっかり酔っ払いなので詳細は記憶にありませんが。←
結局、友人が普通に4等分に切ってくれて、それを取り分けて食べたと思いますw

「頼んだの全部来たけど何か頼む?」
「うーん。じゃあ、この湯葉のチーズ揚げっていうのが美味しそう}
「ホタルイカ好きー? 塩辛頼んで良い?」
「好きだよー。でも最近なかなか食べる機会ないんだよね」
「ホタルイカは生がほとんど出回らなくなっちゃって!」
「そうなんだよ! 生が美味しいのに!」
「ねぇ!」

と、何故かホタルイカの刺身で盛り上がる世間的にはまだ一応若い部類だと思われる女性2人。
(でもさすがにもう女子とは言えないお年頃……:笑)



で、友人チョイスだった「湯葉のチーズ揚げ」。
写真のピントが明らかに後ろの小鉢とお手ふきに合っているのは気にしたら駄目です。←
湯葉と海苔でチーズがたっぷり巻いてあります。
温かい内が美味しいですが、冷めてもそれはそれで美味しい♪



そして「ホタルイカの赤造り(塩辛)」。

「なんか……普通こういうの先に頼むよね?」
「そうだねw」
「何故か最後にツマミを頼むっていうw」
「あー。ホタルイカ美味しい……♪」

これは「飲み会の時にはしっかり食べなくてはいけない」という恩師の教えのせいです。←
最初にしっかり食べてから飲んで、
落ち着いた頃にちまちま摘める物を頼んでそこから長々と飲む、というスタイルでしたw

で、そろそろ先の飲み物もなくなり。

「何か飲む?」
「どうしようかなー。飲む?」
「うーん……ハイボールでも頼もうかな」
「じゃあ私も何か飲もうかな」

「すみませんー。シークワサーハイボールとー」
「生グレープフルーツサワーください」

「ハイボール久しぶり(´ω`)」
「……! アルコール濃いなこれwww」
「え、まじでw」
「飲む?」
「……あ、ほんとだwww」

などという事があり。
(写真はない。何故なら酔っ払いだから。←)



友人チョイスで締めのご飯は「カリカリ梅とちりめんじゃこの炒飯」になりました。
色が飛んじゃってますがカリカリ梅の赤が鮮やかで綺麗♪
ただ、2人で締めに食べるにはちょっと多かったですかね(笑)。
もちろん残さず頂きましたが(´人`)。

たくさんお喋りしながらのんびり飲んで食べて。
お互いの近況とか話題はいろいろでしたが、
「最近太ったのでこの脂肪を筋肉に変えるべく効果的な腹筋のやり方を教えてください!」と、
友人に体重管理とか腹筋のレクチャーを受けたりもしてました。
ご飯食べながらする話題か……?w
このところまた修羅場気味で気力足りず頓挫したりもしてますが、
少しは筋肉付くように腹筋頑張ります(`・ω・´)b

日本酒で見事に酔っ払って若干心配かけたりもしましたが(ごめんよごめんよ…)、
お腹いっぱいになったところで解散となりました。
あれこれ手伝わせてしまったりお付き合い頂いてしまって申し訳なくもあり、
久しぶりに一緒に飲めて嬉しかったですー♪

夏越えて涼しくなったら今度こそラーメン行きましょう♪(笑)

念願のシュークリーム

ちょっと久しぶりの更新になってしまいました。
環境の変化に弱くてなかなか時間が作れなくなっていたのですが、
そろそろ落ち着いてきたかな、と。
ぼちぼち諸々の立て直しを図っております。

写真も随分溜まってしまっているので、
余裕があったら遡って載せていけたらと思っているのですが(私の備忘録兼ねてるのでw)、
とりあえず最近のところから載せていこうと思います。

タイトルにも掲げましたが。
ずっと行きたかったシュークリーム屋さんに行って参りました!



いえーい♪

ジブリ(というか宮崎監督?)公認のトトロシュークリームを販売している、
「白髭のシュークリーム工房」です(*´ω`*)。

随分前からずっと行きたかったのですが、
最近以前より行きやすい場所に移転したから一緒に行こう、と友人に誘って貰いました。
我々「行こう」と言ってから実現するまでに結構時間がかかるのですが、
今回はわりと早く実現出来たかな?
それでも数ヶ月くらいかかってますが(笑)。

移転してからカフェスペースが出来たとの事で、
折角だからお茶しませう♪ と。
人気店なので事前に予約した方が良いだろうと友人が予約してくれたんですが、
「売り切れる可能性が高いのでシュークリームの種類も指定してください」との事。
そこまでしないと駄目ですかっ! と驚愕しつつ、
4種類ある中から私は季節限定の「抹茶あずき」をお願いしました。



古い洋館を改築したのかな? というような可愛いお店でした。
1階が販売で、2階がカフェ&ベーカリーになっているようで、
カフェに予約をしていたので入ってすぐ目の前にある細くて急な階段を上がります。

予約している事を告げるとすぐにテーブルに案内して頂けました。
その時点では他にも予約席はあるものの、
さほど広くはな店内ながらそれほど混んでいる印象は受けなかったのですが、
おやつ時だったせいかあっと言う間に満席に。
テラス席もあったのでそこまで埋まっているかは分かりませんが、
平日でこういう状態だったので休日に行かれる際にはやはり予約した方が良さそうです。

シュークリームは予約段階ですでに注文が済んでいるので飲み物だけ選びます。
最初は、販売しているお菓子を店内で食べられるような、
簡単な形式のカフェを想像していたのですが、
ランチメニューも種類豊富で思った以上にしっかりとしたカフェでした。
近所にこんなお店があったら通い詰めるわ。。。

で。

私はホットのチャイを、友人は(確か)アイスカフェモカを注文して、
いよいよ念願のトトロシュークリームと対面です♪



これはもう何はなくともまずは撮影会です(笑)。




.。*゚+.*.。ヽ(*´▽`*)ノ.。゚+..。*゚+

耳(?)の部分の飾りで味が分けられていて、
手前の緑色の帽子が私がお願いした「抹茶あずき」で、
桜が付いてるのが友人の「ストロベリー」です。

こういうキャラクター物のお菓子って、
意外と顔が崩れてたりして「可愛さ」に個体差がある物が多い気がするのですが、
ここのシュークリームはハズレがないというか、完成度が高いです。
可愛い可愛い♪

「これは……どうやって作ってるんだろうね?」
「普通、耳の部分って垂れてくるよね」
「やっぱり型があるのかな」
「シュークリームの焼き方って普通違うよね?」
「でも上下逆さまの型に入れて焼くしかなくない?」

と、お互い趣味でたまにお菓子作りをするので作り方にも興味津々。
これは専門店ならではのクォリティですね。
しかし1つ問題が。

「…………どうやって食べるべき?」
「やっぱりかち割るしかないんじゃないでしょうか」
「だよねぇ……」
「ねぇ……」

可愛い系食べ物の宿命ではありますがw
フォークが添えられて出て来たので素直にそれでかち割って頂く事にしました(合掌)。

「あ。生地、硬いね! やっぱりこのくらい硬くないと形維持出来ないんだね」
「ほんとだ! でもこれ……どうやって食べるのが正解なんだろう」
「ああ。なんか袈裟懸けに切られたみたいに……」
「仕方ない仕方ない」
「割って耳の部分持って食べるしかないよね」
「結局そうなるよね」

片手で耳の部分を持って、片手でフォークで切り分けて、
耳の部分を持って手で食べる、という方式で落ち着きました、が。

「これさぁ、やっぱり家に持ち帰って手で持って囓るのが正解なんじゃ?」
「なんかそんな気がするよね。フォーク難しい」

お外で綺麗に食べるのは難しいという結論になりました(-人-)。
ただ前述のように生地がとてもしっかりしているので、
切り分けてもほとんど型崩れする事なく最後まで潰れたりせず食べられました。
その分、なんていうか、トトロがかち割られた姿も最後までくっきり残っているという……
可愛いけど、ちょっと可哀想(笑)。

しっかりしたシュー生地に、たっぷりとしたクリームが美味しかったです。
「抹茶あずき」だったので抹茶の味も濃くて小豆もたっぷり♪
なかなか食べ応えがありました。
季節限定の味がいろいろあるのでまた違う季節にも行ってみたいです(^^)。

シュークリームとチャイを楽しみながらお喋りする事1時間半ほど。
のんびりと楽しいティータイムになりました♪

この後、友人には私の用事にちょっと付き合って貰って、
それから夕飯を一緒に食べる約束をしていたので時間を見つつちょっと移動します。
その辺の事は次回に続く!?(……と良いな。←)

御案内

雑多な日常ブログです。
のんびり気侭に控えめ運営。
更新頻度は低め。
リンク禁止。
無断転載・引用等は全面禁止。

since:2009.02.15.   

ブログ内検索

過去記事

本館

Nailart Blog 七色蜂蜜
Copyright ©  -- 玻璃の鳥籠 --  All Rights Reserved
Design by CriCri / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]

PR