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『丹生都比売』

『丹生都比売』

著者:梨木香歩
出版:新潮社/単行本
発行:1995年11月1日



そんな訳で先に出版された版を読み返してました。
多少の加筆があるとはいえ再録されていた方は中編といった感じで、
これ1つだけで単行本になるほどの分量があっただろうか? ……と思ったら、
ページの下1/3ほどが空白になっているという、とても贅沢な装丁の単行本でした。
この余白がなんとも格好いい。
トレーシングペーパーみたいな別紙で人物相関図が入ってます。

草壁皇子が主人公の話で、
加筆されているのは母親である鸕野讃良皇女(持統天皇)のモノローグ。
改めて読んでみてその部分が必要だったか否かは、
作者の思いとか個人の好みとかいろいろあるかと思いますが、
私はどっちの形も好きだなぁ、というずるい感想。

歴史上の出来事を題材にした物語なので、
歴史に詳しい人が読んだらまた別の感想があるのかも知れませんが、
私は歴史はさっぱり! なので、1つの物語として読んでます。
ちょっとファンタジー寄りなのですが、
時代背景を考えても梨木さんの作である事を考えても「現実」の範囲内かな、と。

史実がどうであるかを知る術はもうありませんが、
寂しくて、悲しくて、とても美しい1冊です。

『丹生都比売 梨木香歩作品集』

『丹生都比売 梨木香歩作品集』

著者:梨木香歩
出版:新潮社/単行本
発行:2014年9月30日



この手の読書記録というのは、
本が好きなくせに何故だかどうしても続かないのですが、
今、記録をしていくなら、ここかな、と思ってちょっとカテゴリ増やしてみました。
続かなかったらひっそり消えると思います(笑)。
とりあえず、お試しで。

以下は私の覚書的な感想文ですが、
ネタバレの線引きについては個人差があるので各自の判断でお願い致します。
内容にはほとんど触れてないつもりではいます。

注意:白字部分は極端なネタバレです。

私が1番好きな作家が梨木香歩さんです。
タイトルの『丹生都比売/におつひめ』というのは、
20年ほど前に1冊の単行本として出版された事のある作品なのですが、
元々はそれは短編として書かれた物に加筆して1冊にまとめた物だったそうで、
今回はそれを元の短編の形に戻して収録されています。

『丹生都比売』は中編、それ以外の8作品は小編、といった感じ。
短いものは本当に短いです。
それでも梨木さん「らしい」作品達。
まず最初に収録されている話からして冷蔵庫家出する話で、
「いきなりこれか! さすが……!」と思ったものです。
私は好きですが、万人にお薦め出来るかと言われるとよく分かりません。
私は好きですが。

というか、こういう雰囲気の作品で、
私が好きで読めるのは梨木さんの作品だけしかなくて。
他の作家さんと何が違うのか自分でもよく分かりませんが梨木さんの文章だと好きです。

1つだけ未発表の作品が入っています。
それ以外は雑誌だったり新聞だったりで発表された作品ですが、
なかなかそういう所までチェックが行き届かないので、
短編集としてまとめられるのは嬉しい限りです。
むしろ今回が初だという事にびっくり。
今後もこうしてまとめられる機会がある事を願っています。

Y字型チョーカー

前記事の簪のリメイクなどをしていて、
私の中で「アクセサリー熱」が若干盛り上がっていたという事もあり、
友人が「チョーカーが欲しい」と呟いているのを見掛けて、
折角だから何かつくろうか、と声を掛けてみました。

「なんか作ろうか? 前作ったやつのパーツ余ってるから」
「折角ならY字型のがいいんですけど!」
「Y字型ってなに!?」

という様な遣り取りを経て、
イメージが分からなかったのでイメージ写真を提示して頂いて、
それを見ながら私の手持ちの材料と技術で出来そうなデザインを提案しつつ、
友人の希望を汲み取りつつ再考。

とりあえず「こういうのなら作れそう」という程度のイメージと、
適当な材料を持って食い倒れ会に臨みました。
その場で作ろうという話もあったんですが細かい作業を飲みながらやるのは厳しいので、
近い内にもう1回会える予定があったので「その時に渡すよー」という事にして、
その場ではとにかく友人にサイズを確認して貰いました。

「とりあえず手元にある革紐これだけなのでこれでいい?」
「おkおk」
「じゃあサイズ計ってください」
「ど、どうすればいいの?」
「えーこれ(革紐)当ててみてこの辺っつーのをですね」
「えーと……このくらい! 多分!」
「良し。ハサミある? ここで切って(・∀・)b」

というような事を、お互いにアルコールが入ってる状態でやってました。
お陰で若干サイズが不安だったんですが、結果的にはどうにかなって良かったですw

で、結局。

・チョーカー本体は首ぴったりめが良い。
・だけど、チョーカー本体は金属以外の素材が良い。
・首元から別にチェーンが延びてY字型に垂れ下がるデザインで、
・赤とか黒とかで格好いい感じ。

というご要望とイメージ写真を参考に……というか、ほぼそのまま(ry
出来る範囲で頑張ってみたらこうなりました。



時間がなくて適当な写真しか残ってないんですが。
革紐にチェーンを沿わせて中心で合流して、
真ん中からもチェーン垂らして鍵のメタルチャームを下げました。
チェーンに下がってるのはクラッククォーツとガラスの赤いドロップビーズ。

事前に提示されたイメージ写真が2枚あったんですが、
これは1枚目の写真を元に作ったらこうなったんだけどーという物で、
想定よりも華やかな印象になってしまいました。
本当はクラッククォーツのとこを黒い丸玉にすれば良かったんですが、
鍵のメタルチャームにクリアのラインストーンが付いていて、
それとの相性を考えるとクリアなモチーフの方がおさまりが良くてこうなりました。

で、ちょっと雰囲気がご希望とは違ったかなぁ…というのと、
もう1枚の方のイメージ写真の物はちょっと雰囲気が違ったので、
それを再現するにはどうすれば!? …となってもう1個作ってみました。



ガラスの黒い丸玉ビーズを眼鏡留めで繋げてシャンクチェーンにして、
途中からチェーンを下げてクロスのメタルチャームを下げました。
小さいクロスの上に付いてる小さい黒い玉だけ手持ちの都合でトルマリンです。

ただ、このデザイン、チェーンがいっぱい垂れ下がるので、
絡まるのはもちろんなんですが垂れ下がる具合が作ってる最中にはよく分からず……
どうにか形にしたところで試しに自分で着けてみました。



友人とは若干サイズが違う事を踏まえても、
そこまで大きくデザインがかわる事はないんじゃないかと思います。
1個目の物よりこちらの方がモノトーンで使いやすいかも知れません。
でも全体像がそこそこ大きいので服装は選ぶかも?

どちらも友人には気に入って貰えたようなので良かったです♪
実際に使ってくれているようで「友達に褒められたよー」とか言って貰えると、
ちょっと嬉しい(*´艸`*)。

簪リメイク

友人に以前作ってプレゼントした簪が「壊れちゃったんだけどー」と言われたのは、
果たしてあれはいつの事だったでしょうか……(遠い目)

後日受け取って「直しておくから!」と言ったまでは良かったんですが、
ぶら下げてたチャームが外れてしまった際にいくつか行方不明になってしまったらしく、
このままじゃパーツ足りないなぁ…と思ったまま、
代替案が浮かばずかなりの間そのまま放置してしまいまして。

これじゃいかん……!

と、一念発起して、
漸くあれこれパーツを選んでやっとリメイクが終了。
前記事の食い倒れ会の時に渡して来ました。

今回リメイクするにあたって若干のギミック付きを目指しまして。



まず、これが素体。
クラック水晶とスモーキークォーツの丸玉と、
メタルビーズ少々、あとクロスのメタルチャームが、
デザイン付きのちょっとボリュームのあるチェーン3本にぶら下がってます。

で。



付属チャームを付けるとこうなる!
赤いアクリルの丸玉ビーズとウッドビーズをまとめて、
こちゃっとしたボリュームが出るようにしました。
本当はこれを簪の根本にカニカンで付けようかと思ってたんですが、
チャームをまとめた丸カン(ニコイル)を簪の反対側から通して入れたら、
意外とそのまま収まってしまって。
付け外しもこっちの方が楽だしこれでいいか…という事になりましたw

元々、友人に赤いのと青いのとを付け替えられるピアスを作った事があって、
だったら他のこういうアクセサリーも、
赤いのと青いのがあったら一緒に使えるんじゃないかと思ったのが最初で、
この簪もチャームを別にしておけばピアスが青い時でも使えるかなーと思ったんですが。

簪に使えるような青い大きなモチーフが手元にない!(・Д・)

と、気付いたのが若干遅かった。←
手元にある物で何か作りたかったんですが、
無理矢理寄せ集めたパーツではなんともおさまりがつかず。

で、結局。



これが1番まとまりが良かったという……!

青いウッドビーズを先程のチャームと同じ要領で反対側から差し込んだだけなんですが、
穴のサイズが丁度良かったのか意外とちゃんと固定されますw

「なんか材料とデザインがまとまったら違うチャーム作るから!」

という事で、ひとまずこのセットでお渡ししました。
本当は赤い丸玉をいっぱいくっつけたのとかも作ったんですが、
なんとも「うーん…」という出来だったのでボツに。

因みに赤いチャームで使ったウッドビーズも、青いウッドビーズも、
私が以前購入した服に付いてきたアジアンテイストのネックレスの紐がほどけてしまい、
ビーズだけサルベージしてあった物の流用です。
非売品の友人用なら許されるだろう! ……と出番となりました。
嫌だったらごめんよ(´▽`;)。(←ここで報告するな)

で、これを作ってる時期に食い倒れ会の話が持ち上がったので、
友人がチョーカーが欲しいと言っていたのを思い出して、
「パーツ余ってるから何か作ろうか?」という話しをしたのですがサイズが分からず。
じゃあなんとなくで使えそうなパーツを持って行くから、
食い倒れながらサイズを確認しつつなんか作ろうか……という事になって、
次の記事に続きますw

第2回食い倒れ会

友人宅での食い倒れ会第2弾ー!
前回、拠ん所ない事情で未消化に終わった、
友人宅でティースタンドを出してアフタヌーンティーと飲み会をやろう企画に、
満を持して再挑戦してきました! 8月頭に!(今が何月かとか考えてはいけない…)

前回できなかった事をやろうという事もあり、
今回はお互いに飲食物を手作りして持ち寄る(?)事になりました。
私は甘い物担当で、友人が甘くない物を作ってくれる事になったんですが……

「で、アフタヌーンティーって事は紅茶はどうするの?」
「そんなたくさん飲めないよね(前回の経験上)」
「……夏だし甘いお菓子と冷えた辛口白ワインとかでもいいと思うの」
「よし。白ワインでサングリア作ろう」

という事で、友人がサングリアを作ってくれる事になりました。
アフタヌーンティー、改め、アフタヌーン白ワイン!←
実際には時間的にも内容的にもハイティーの方が近そうな感じではありますが。
美味しければなんでもいいじゃない♪(*´▽`*)(ぇ

後はお互い自分の作りたいものを作って、
足りない物と他の飲み物は会ってから軽く買い出ししようか、という程度の軽い打ち合わせで、
後はそれぞれ当日を目指して準備をした訳なのですが。
8月頭と言えば猛暑です。
食べ物を室温で置いておくには若干の不安があります、が、
冷蔵庫の空き容量もそんなに普段から余裕があるわけでもなく、
でもやっぱりいろいろ作りたいじゃない?
……という辺りの折り合いをつけるのにお互いに苦労しました(^^;。

「お腹が痛くなったらごめん☆」
「痛くなる時は痛くなるんだからしょうがないよ☆」

という若干不吉な会話をしつつ、
冷蔵庫の容量をあまり圧迫しない物から作って、
場所を取る物はギリギリに作ってどうにかあまり不安のない状態で当日を迎えました。

そんな訳で友人所有のティースタンド登場!



特に詳細は聞いてなかったんですが、
3段のティースタンドなのかと思ったら4段だったというw
その他構造上の問題でいろいろ準備が大変だったそうでありがたいやら申し訳ないやら。
私が行った時点では半分くらいお皿が空いてたんですが。

「なにをどこに載せたらいいんでしょう?」
「スコーンは1番上だよね」
「じゃあ代理でシフォンケーキでも載せとくか」

という感じで、結局空いてるスペースに合わせて適当に盛り合わせましたw



結果的に1段目と2段目が私の担当に。
1段目がスコーンの代わりと称していたシフォンケーキ(バニラ)。
2段目の手前のココアのがマシュマロ、隣がオレンジのギモーブ(20点)、
奥の茶色いのがココアマカロンで、隣の黄色いタッパーがカスタードクリームです。
ギモーブが20点なのは初めて作ったので加減が分からず、
ギモーブっぽくならなかったからです(^^;。
味は普通。



後は全部、友人の担当ですー。
3段目の手前のココットがほうれん草とエリンギのキッシュ、
その奥がクラッカー2種類と、生ハムと野菜のピンチョス。
4段目がタマゴサンドとツナサンド。
その横にあるのが野菜スティックのアボカドと豆腐のディップ添えと、
枝豆を焼売の皮(ワンタンだっけ?←)に巻いて揚げたスナックおつまみ。
そして写真を撮り損ねた友人作の白ワインサングリア。

それ以外に友人お気に入りの、うちの父作の梅干しと梅ジャムと、
1枚目の写真にちらっと写ってる丸っこいグラスを持参。

「えーと、お誕生日おめでとう?」
「お、おぉw ありがとうw」

と、グラスを友人に押し付けたんですが、
友人は私と誕生日が3日しか違わない冬生まれですw

「なんとなく可愛くて買ってしまったので、グラス持参で呑みに来たと思って貰えれば!」

という事で解決を見ました。うん。
ここ数年ちゃんと誕生日プレゼントとか渡せてなかったので、
なんか機会があれば〜とは思ってたので、まぁ、そういう機会の1つだったという事で。
でもプレゼントにしては安物でゴメンよw

折角だからとそのグラスを使って頂いて(ちゃんと2人分買ったw)、
飲み物は友人作サングリアと、友人宅にあったモヒートを頂いて、
前回の食い倒れ会で飲み過ぎたのを反省したので今回はそんなに飲まなかったよ! 多分!
むしろ食べる方に専念していた感もありますが。
甘い物としょっぱい物が両方目の前にあると延々と食べますねw

ひとまずやりたかった事が出来たし、
美味しい物がたくさん飲み食い出来てとても幸せな食い倒れ会でした(*´△`*)。

 次にやる時はもう少し涼しい時にしようね、食べ物の保存期間的に。
 そして全部作るのはやっぱり大変だから少しは買おう…。

という反省点(?)などもありつつ、
また近い内に開催できればとお互いのスケジュールを摺り合わせております。
シフォンケーキは気に入って頂けたみたいなのでまた作るよー!

なので、またどうぞ宜しくです♪(*´人`*)

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