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『魔性の子』

著者:小野不由美
出版:新潮社/新潮文庫
発行:1991年9月25日



『十二国記』を読み返すにあたって迷ったのが、
どこから読み始めるかという事で。
シリーズとしては読みたいのは『月の影 影の海』。
ただ発刊順だと『魔性の子』が1冊目です。

私が初めて『十二国記』を読んだ時は、
最初に読んだのは『月の影 影の海』でした。
その後『魔性の子』の存在を知って読んだのですが、
面白かったのはもちろんとして、
しかしとにかく暗い重いという印象が強く、
なかなか読み返そうという気になれずにいました。

ただずっと興味があったのが、
何も事前知識がないまま『魔性の子』を読んだ感想です。
全く同じ状態にはもう戻れませんが、
今ならそれに近い体験が出来るかもしれない、と思い、
『魔性の子』から読む事に。

『華胥の幽夢』

著者:小野不由美
出版:講談社/講談社X文庫ホワイトハート
発行:2001年9月5日



うちには「お風呂で読む用の本」というのがあります。
濡れてもいいように中古で2冊目を購入して、
置いてあるのがそれなのですが。
なにしろお風呂で読むのであまり重たいものは不向きで、
普段は気軽に読めるようなものを選ぶのですが。
そうなると同じ本を繰り返し読む事になり、
たまには違うのを読もうかと手に取ったのが、
今回の『華胥の幽夢』でした。

一応、短編集ですが。
しかし『十二国記』自体がファンタジーにしては重厚で、
見慣れない単語、見慣れない漢字が多く、
ただ「読む」だけでもちょっと気後れしていたのですが、
これで『華胥の幽夢』が読めたら、
昨年18年ぶりに出版された長編の新刊も読めるのでは、と。
(購入して積ん読はしている。嗜みとして)
とりあえず読み始める事にしました。

晴れの日と曇りの日

季節外れもいいところですが。
今年の桜。



毎年載せてる印象だったんですが、
どうやら2013年以来載せていなかったようです。
もう10年くらいになるでしょうか。
毎年かなり執拗に「お花見」に行っています。



桜並木を延々と歩くだけのお花見ですが、
かなりの長距離歩くのでウォーキングの口実になっています。
基本的に運動嫌いなので何か動機付けが必要で、
お花見は「桜が咲いて」いて、
更に「休み」の「晴れた日」にしか行けないので、
タイミングを逃すと行けなくなる! というプレッシャーで、
かなり強引に時間を作ってでも行くようにしています。



今年のお花見はまだ咲き始めで、
満開に比べてしまうとちょっとボリュームが少ない時期。
個人的に散り始めくらいが好きなので、
そのくらいの時期を狙ってもう1回行ってやる! と心に決めたのですが。
(毎年2、3回行きます)



なかなかタイミングが合わず、
2回目のお花見は大分散ってしまった曇り空の日に。
それでも綺麗なんですが、
やっぱり光量が足りないと寂しい感じがします。



風が強い日が続いていた事もあって、花絨毯もまばら。
毎年楽しみにしているのは花絨毯に花筏、
そして桜吹雪の中を歩く事!
本当にいろんなタイミングが合わないと出来ないので、
なかなか狙って出来るものではないのですが。

そろそろ寿命の木が多くなってきている桜並木なので、
いつまでこのお花見が出来るかどうか。
上手く植え替えが出来る事をお祈りしつつ。
来年も行けますように!

2018年の打ち上げ

写真を編集したまま載せるの忘れてたようです。
勿体ない事をしました……(?)
すっかり広告も出ておりますが、
しかし現状どこからもリンクされてないブログなので、
更新しなくても誰も気付かない!\(^o^)/
ブックマークしてくださってるる方とかいらっしゃるんでしょうか…。


2018年12月。
軽い打ち上げのような会でした。



お気に入りのお店で、
お気に入りのお通し(豆腐)と梅酒で乾杯♪
長くお世話になっていたお店から、
委託していた作品を全て引き揚げてきた日で。
年末だった事もあり、
いろんな意味でお疲れ様会といった感じでしょうか。



何回もお邪魔しているお店ですが、
頼んだ事をないものを頼もう! という事になり、
サラダ類の中から「ねばねばサラダ」。
サラダ……か……?(※美味しかったです)



こちらは毎回どうしても外せない「大山鶏の手作りつくね」。
胸肉なのにパサパサ感がなく、
軟骨の食感も美味しい定番メニュー♪
2人だったので1本ずつ取り皿にとってから、
お皿のタレをつけながら食べていたら、
途中でお皿下げられてしまって悲しかった……(笑)



これがピンボケの上にメニュー名が思い出せず。。。
ネット上で見られるメニューから考えて、
「鶏もも肉の葱塩焼き」のような気がしていますが。
真相はいかに。
1年前の記事を書くとこういう事が起こります。(反省)



「揚げ出し豆腐と茄子の含め煮」。
揚げ出し豆腐は茄子の下です。
サラダに焼き物に揚げ物とバランスよく頼んでますね。
偉い偉い(笑)。



最後に「自家製もっちり豆腐のデザート」。
お通しで出てくる豆腐をデザートにしたもので、
2種類くらいあるんですが、
頼んだのは「くろみつきなこ」です。共食い。
2人連れなのに私だけ頼んだので、
スプーンを2つ付けてくださいました。



お通しにもデザートにもなる万能もっちりお豆腐。
同行者は持ち帰りで☆

もう1年も前なんだなーと思いながら書いてきましたが。
近くに行く機会がなくなってしまい、
なかなかお邪魔できずにいます。
また行きたいなー。
何を食べても美味しいお気に入りのお店です(^^)。

ヘアドネーションの話

滅多に出来ない事なので、
今更ながら記録として書いておこうと思ったのですが。
最初っから愚痴っぽくなる予感しかしないのはどうした事か……
なかなか物事すんなり終わらないものです。

ヘアドネーションしました。
一般的なヘアドネーションの基準は31cm以上。
本当はそこまで頑張りたかったのですが、
毛量が多く、髪を洗って乾かすだけで時間がかかり、
尚且つ普段の髪型がフルアップにおさまらなくなってきて、
これは駄目だと思って断念。
数年前から頑張ろうと思っては、
断念して切ってを繰り返していたのですが、
15cm以上から受け付けてくれる所があると知り、
送ってみる事にしました。

ただ丁度私が送ったあたりの時期から、
受け付けてくれる髪質の基準が厳しくなり、
今の基準ではどうやら私の髪は駄目なようです。
ウィッグに使えなかった髪は、
カット練習用などにまわされるそうなので、
完全に無駄になる訳ではないのですが、
「自分の髪がウィッグに使えるかどうか」の判断が、
個人では難しいのが難点。
頑張って頑張って伸ばした髪が、
ウィッグに使ってもらえるかどうか、
もしかしたら廃棄されてるかも? という不安が、
少しでもあるのは、なんというか……
モチベーション下がるんじゃないかと思います。

ヘアドネーションの活動に賛同している美容院リストがあり、
今回はその中から選んでカットをお願いしたのですが。
なかなかの残念っぷりでした。
髪質の確認も髪の長さの確認すらなく、
カットの仕方もよく分かっていないようでした。
知識がないのに加えて、
これはつまり下手なのでは……? という仕上がりで、
「髪切ったんだ!」とお会いした方々に言われる度に、
こうなるはずではなかったんだと愚痴ることに。

ヘアドネーション用のカット自体は、
それほど難しい事をするわけではないので、
行きつけの美容院がある人は、
説明書(公式サイトにあります)を見せて、
こうやって切ってください、と言うのが良いようです。
私は行きつけがなくてこういう事になりましたが、
初めての美容院でバッサリ切るのは、
やっぱりリスキーだったなーと反省しました。

ヘアドネーションはとても身近な活動です。
髪を伸ばして、切って、送る。
病気などで髪がなくなってしまった子供達に、
ほとんどの人が出来る慈善活動です。
男女も年齢も問いません。

だから、みんなやろうぜ!

……という単純な話ではないな、と思いました。
実際やってみて、
髪を伸ばした終盤は禅問答のような状態に。
「髪で不自由な思いをしている子供達」のために、
「髪で不自由な思いをしている私」の存在は、
ありか、なしか、みたいな。

31cmを目指してなるべく均等に長く伸ばすためには、
本当にただひたすら伸ばすしかなく、
毛量が多い私としてはとにかく頭が重い。
髪を洗って乾かすだけで一苦労。
時間もかかるし疲れるし。
本来であれば美容院で毛量を減らして貰うのですが、
短い毛が多くなってしまうのでそれも出来ず。
ヘアドネーションの受付団体にもよりますが、
パーマやヘアカラーも歓迎されません。
自分の髪なのに髪に対する自由がほぼなくなって、
「ただとにかく伸ばす」しかなくなる感じ。

元々ロングヘアが好きで伸ばしている人はおいといて。
ヘアドネーションのために髪を伸ばすというのは、
自分の髪型の自由を手放すっていう事なんだな、と。

で、そこまでして伸ばした髪が、
実際にウィッグとして使われたかどうかは分かりません。
確認のしようもありません。
病気の子供たちのためのウィッグになっているのか、
美容師見習いの人たちの練習台になっているのか、
はたまた違うルートで売られていくのか、
もしくは、廃棄されるのか。

私は自分自身への負担が大きくなりすぎていると判断して、
31cmに届く前に切りました。
(でも実は実際に何cmだったのか測っていないのです。
 美容院でカットした一連の結果がショックすぎて、
 もうどうでもいいや的な感じになってたので、
 そのまま送ってしまいました。測っとけば良かった…;)
髪を洗って乾かす時間の負担と、
それによる睡眠時間の圧迫と、
髪をセットしきれなくなった身嗜みへの不満で、
精神的に辛くなってきていました。

私が送った団体では希望者に、
「髪を受け取りましたよ」という証明書をくれます。
それはやっぱり何か形に残る成果が欲しいという、
要望に応えるためのものなのでしょう。
私は辞退しました。
「こんなウィッグになりましたよ」ならともかく、
送った髪があちらの団体に届いたというだけの事なら、
追跡付きの方法で発送すれば事足ります。
そんな事にお金使ってないでウィッグ作れよと思うので。

ただやっぱり何も残らない何の反応もないというのは、
達成感も満足感もあまりなく、
頑張ったわりには、なんだこんなもんか、というか。
髪を切ってさっぱりした感の方が強いような気がします。

ずっと興味があったので、
実際にやってみた事には意味があると思いますが、
もう1度やるかと言われるとNOです。

まず、31cm切れるほど伸ばすのは無理。
今回送った15cm以上でOKのところは、
今の私の髪は受付基準に満たないので送れません。
つまりどっちも無理。
もし15cnくらいから受け付けてくれて、
私の髪質でも送れるところがあったら……
考えるかもしれませんが、多分やらないかな、という感じ。
まず私自身にいろんな余裕がある時じゃないと、
結構辛いというのが実感だったので。

結局のところ私がヘアドネーションに向いてなかった、
というだけの話なのかもしれません。

「誰でも出来る慈善活動」みたいに、
メディアで取り上げられる事も増えていますが、
実際やると思ったより大変だよ!
というお話でした。

ちゃんちゃん。

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